【感想】服部まゆみ『この闇と光』-何も書けないですが、読んで欲しい名作-
こんにちは。こなびすです。
今日は、服部まゆみさんの「この闇と光」の感想を書きます。
とはいえ、何を書いてもネタバレになってしまいそうでほとんど書けません。
ネタバレになりそうなことは全て避けて書けることを書こうと思います。
前情報無しで読んだのですが、相当衝撃を受けました。
ネタバレできない系の小説も数々読んできましたが、この作品は個人的には衝撃度トップクラスですので、未読の方には是非読んでいただきたいです。
内容(「BOOK」データベースより)
森の奥に囚われた盲目の王女・レイアは、父王の愛と美しいドレスや花、物語に囲まれて育てられた…はずだった。ある日そのすべてが奪われ、混乱の中で明らかになったのは恐るべき事実で―。今まで信じていた世界そのものが、すべて虚構だったのか?随所に張りめぐらされた緻密な伏線と、予測不可能な本当の真相。幻想と現実が混ざり合い、迎えた衝撃の結末とは!?至上の美を誇るゴシックミステリ!
感想
先に書いておくと、詳しいことは何も書けないため、いつにも増してしょうもない感想になると思います。
ただ、騙されたつもりで是非読んでいただきたい作品です。
私が手に取ったきっかけは、本屋でPOPがついていたからです。詳しい内容は覚えてないですが、「店員おススメで面白い」みたいな内容でした。
表紙の裏側を読んでみて、王女?レイア?とか、海外が舞台かと思い、その時はいまいち興味も持てなかったですが、手ぶらで帰るのもどうかと思ってなんとなしに買ってみました。
初読みの作家さんでしたし、面白くなかったら読むのやめたらいいかと思っていましたが、結果、大当たりでした。
正直な話、序盤は特に面白くもなく、淡々と読み進めていましたが、中盤以降一気にレッドゾーンに振り切り、そのまま一気読みしました。
衝撃でした。
何が衝撃かは勿論伏せます。
真相を知った時に、ただただ衝撃を受けました。まじか、って感じです。
ストーリーは書けないので、他に伝えたいことの一つに、文章が抜群に美しいことがあります。
私のような素人でもわかるくらい文章が綺麗です。
この作家さんは既に亡くなっているらしいのですが、かなり力のある作家さんだなと思いました。
とにかく、文豪感があります。
なので、拙い文章の作家を毛嫌いしている人は、心配せず読めると思います。
たまたま手に取ってこの本に出会えて良かったなっていう傑作です。
最後まで読んだ人は間違いなく驚いたと思うので、その人と語り合いたい度がかなり高い名作です。
気になった方は是非読んでみてください。